【新潟県の”かしわざき”へ移住しました】#4 地方移住について思うこと(地域おこし協力隊について)
こんにちは!kashilog(かしログ)です。2020年の秋に都市圏からかしわざきに移住しました。
↓前回は、「Uターン、Iターン」について言葉の意味や補助金について投稿しました。
今回は地方移住の一つの手段「地域おこし協力隊(以下、協力隊)」についてです。
協力隊は国から援助を受けて、都市圏からの移住者を増やし、地域活性化に繋げる政策です。
実は、僕は大学で協力隊をテーマに卒業論文を書きました。農学部でした。
当時は協力隊が発足して間もなく徐々に隊員の数が増えている段階でしたね。
県内に協力隊を導入している自治体があったので、自治体職員や隊員にインタビューの上、目指すべき方向を提案した記憶があります。(大した内容ではないですが・・)
ということで、学生時代を思い出しながら、制度の概要や新潟県・かしわざきの状況について書いていきたいと思います。
地域おこし協力隊とは
「「都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を異動し、生活の拠点を移した者を、地方公共団体が「地域おこし協力隊員」として委嘱。隊員は、一定期間、地域に居住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこしの支援や、農林水産業への従事、住民の生活支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組。(総務省より)」」
👆の概要とそのほか情報を僕なりにまとめると、こんな感じです。
ー誰が:都会に住んでいる人が地方移住し、
ー何を:地域活性化に繋がる取組を(地域PR、農業、生活支援等)
-どうやって:地方自治体・地域住民・地元企業・地元農家さんと協力して、
ーどれくらい:任期1年~3年の間行う。
-お金:
①募集中、隊員募集の補助が自治体に200万円/年。
②導入後、隊員1人に440万円/年(給料:240万円+経費:200万円が上限)。
③任期後、起業・事業承継の為に隊員1人に100万円上限。
地方から人口が都市部に流出していますが、その中でも若者の流出が大きな痛手だと思います。農家さんの高齢化・地元企業の後継者不在・街の活力の不足、、、
地方にお金を投入するだけでは解決できない問題が沢山あります。
こういう状況を少しでも打破するために始まった制度が、「地域おこし協力隊」です。
全国の隊員数はなんと5,000人以上もいるそうです!とんでもない人数が都市部から地方に移住して地域活性化に取り組んでいるんですね🙆

新潟の協力隊
全国の協力隊の規模感が分かったところで、新潟県の状況を見てみましょう。
県内全域に隊員の方がいらっしゃるんですね!

どんな方々かもデータがありました。

https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/237552.pdf
20代、30代の若者世代が70%以上を占めてます。地域外から若くエネルギーを持った人が来ると、住民の方々が何か変わるんじゃないかと希望を持てそうですね。
多くの若者が地方移住する一方で、僕が大学で協力隊を調べている時に感じたのは、隊員が“知らない地方で働くことの難しさ"でした。
例えば東京から、山奥の田舎に隊員として移住した人がいるとします。
住民全員が「よく来てくれた!」と思ってくれれば良いですが、「何が出来るんだ?」と思う人もいるかもしれません。
隊員の任務である地域活性化の為に、地域PR・オリジナル商品開発・観光サービス開始等をするには住民の協力無しでは難しそうです・・
“地域に住む/馴染む"ことが、ファーストステップ(まずやるべき事)の様な気がします。
また、隊員の皆さんに「自分の地域が好きだ!」と感じてもらう事で、任期後の定住にも繋がると思います。
このフォローのために、自治体の方々が隊員と住民の間に入って行う必要がありそう、、、
その他の仕事もあり大変だと思いますが。。
かしわざきの協力隊
ではでは、僕が移住してきたかしわざきの協力隊はどんな方々がいらっしゃるのでしょうか?facebookで情報発信をされているので拝見させていただきました!
農業・地域内イベント開催・地域PRなどなど、幅広く取り組んでおられていました。
facebookの投稿が楽しくて気付いたら20分以上見てましたね笑
協力隊の方々が気になる方はぜひご覧になってみてはいかがでしょうか🙆
隊員の方々と機会があれば、同じく市外からかしわざきに来た立場としていろいろお話してみたいです。
また、柏崎市役所のHP(活動エリアの紹介/柏崎市公式ホームページ)を見ると、
隊員の方々と一緒に何をしたいか詳細に書かれていて、これなら隊員に応募しやすいし、住民も何をしてくれる人が分かりやすくて、とてもいいなと思いました。
さいごに
今回は協力隊の概要や新潟県・かしわざきの取組状況について書いてみました。
大学で研究した時と比べて、隊員の人数が大幅に増え、制度がより柔軟になっているなと感じました。ますます地域活性化に繋がるより良い政策になりつつあるんですね🙆
地方移住を考えている方は、一般企業への転職に加えて、協力隊も候補の一つに入れるのも良いかもしれません!
ここまでご覧いただきありがとうございました。
このブログが誰かの・何かのきっかけになればうれしいです。
次回は「 かしわざきの名所や歴史」について書きたいと思っています。地方移住についての記事はいったんお休みです。
それでは!
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